もう、はじまってるんだって。

カーボンニュートラル配送宅急便

CARBON NEUTRAL DELIVERY

カーボンニュートラル配送とは?

カーボンニュートラル配送とは、配送で排出されるCO2量を可能な限り削減し、未削減排出量に対しては、同等の気候変動対策の事業に投資することで(カーボンオフセット)、カーボンニュートラルを実現している配送です。

MESSAGE

カーボンニュートラル配送への想い

約19億個。私たちが1年間に届ける宅配サービスの取り扱い個数です。
これからも、「ありがとう」と言っていただける社会的インフラであり続けるために、
地球温暖化や気候変動に対応し、宅急便をはじめとする配送商品を、将来の社会にもやさしい配送に変えていく。
それが、私たちの使命です。

温室効果ガスの排出を最大限に抑え、残る排出量はカーボンオフセットを利用して埋め合わせ、
「国際規格に準拠した正確なカーボンニュートラル」を推進していきます。
カーボンニュートラルな社会の実現に向けて、絶えず活動を続けていくことを、ヤマト運輸は約束します。
※カーボンニュートラル配送の対象商品(宅急便、宅急便コンパクト、EAZY)の個数。2023年度実績

CARBON OFFSET

「カーボンオフセット」とは

日常生活や経済活動において避けることができないCO2等のGHG排出量に対し、可能な限りの削減努力を行い、
それでもなお排出されるGHG排出量に対し、削減・除去活動に投資することで埋め合わせるという考え方です。

カーボンオフセット

ISO 14068-1:2023

「ISO 14068-1:2023」とは?

国際標準化機構ISOが発行したカーボンニュートラリティのルールを示している国際規格です。
なお、ヤマト運輸は、ISO 14068-1:2023に準拠したカーボンニュートラリティ検証を受けております。
2022年度分:2024年1月30日に検証済み
2023年度分:2024年12月23日に検証済み

CARBON NEUTRALITY CLAIMS

「カーボンニュートラリティの宣言」とは

ヤマト運輸は、主力商品である「宅急便」「宅急便コンパクト」「EAZY」の宅配便3商品について
各種GHG排出量削減施策を実行ののちに、未削減の排出量に対してカーボンクレジットを使用し、カーボンオフセットを実施しております。
2022年度、2023年度においてISO 14068-1:2023に準拠したカーボンニュートラリティを達成しました。
また、2050年までのカーボンニュートラリティを維持することをコミットメントしています。
上記に対し、第三者機関であるBSI(英国規格協会)より検証を受け、
宅配便3商品におけるカーボンニュートラリティーの主張がISO 14068-1:2023に準拠したものである旨の認証書を取得しております。
また認証書取得までの綿密な検証の証としてBSIカイトマーク™(カーボンニュートラル製品)取得するに至りました。

※BSIカイトマーク™は、120年以上にわたり、安全性や信頼性が求められる分野において優れた品質・性能を示す証として認識されています。

BSIカイトマーク

2050年度に向けた宅配便3商品の
カーボンニュートラリティのロードマップ

カーボンニュートラリティへの道筋

概要1 
宅配便3商品のGHG排出量を
国際規格に沿って算定

宅急便・宅急便コンパクト・EAZYの提供に関連して排出されるGHGについて、
スコープ1・2・3を含め、ライフサイクルステージの排出量を定量化しました。

対象とするライフサイクルステージ

  • ・取扱店/宅配ロッカーでの荷受け
  • ・集荷
  • ・営業所での荷受/仕分け(取扱店、館内委託を除く)
  • ・営業所から物流拠点への輸送
  • ・物流拠点での仕分け(発地/中継地)
  • ・物流拠点間の輸送
  • ・物流拠点での仕分け(着地)
  • ・物流拠点から営業所への輸送
  • ・営業所での仕分け
  • ・配達
  • ・荷物の引き渡し(取扱店、館内委託を除く)
  • ・ITシステム・コールセンター
  • ・宅配サービスの輸送に関わる資材などの原材料調達から廃棄まで

概要2 
GHG排出量削減の取り組みと実績

2023年度における宅配便3商品の
個当たり排出量実績
1.237 kg-CO2e/個
(2021年度差 -0.08kg-CO2e/個)

  • EV導入

    輸送工程では、輸送方法に合わせた環境対応車両への入れ替え対応を積極的に推進しています。既にLPG車、CNG車(天然ガス)、ハイブリッド車などの低公害車の導入割合は全車両台数の7割に達しています。中距離の輸送では、前年に引き続き日野自動車と共同開発した「日野デュトロZEV」を522台、2023年8月からは三菱ふそうトラック・バス株式会社が開発した電気小型トラック「eCaner」を896台導入した。また、2024年1月からは、いすゞ自動車の新型「エルフ」を試験導入しています。2030年度の短期目標の達成のため、EV23,500台を導入する予定です。

    EV導入

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  • 再生可能エネルギーの活用

    2030年度の短期目標の達成のため、再生可能エネルギー由来電力使用率を70%まで引き上げます。具体的には、太陽光発電設備を2030年までに810ヵ所に設置する計画をたてて推進しています。

    再生可能エネルギーの活用

    実績を見る

  • 省エネルギーの推進

    拠点における省エネルギーとしては、建屋の照明をLEDに切り替えることにより電力使用量削減を推進します。LED電球は、一般電球と比べると約85%消費電力を抑えることができると言われています。

    省エネルギーの推進

    実績を見る

  • ドライアイス使用量ゼロの
    運用構築

    ドライアイスを使用しない輸送資材を導入し、温室効果ガス排出量削減と品質向上、コスト適正化を図ります。輸送物冷却用ドライアイスを削減するために、輸送拠点間で使用する輸送機材をドライアイスが不要で、電力で駆動する機械式コールドボックスに切り替えます。また、電力で駆動するモバイル型「車載用冷凍機」の開発をはじめ、現在一部ドライアイスを使用している配送車両についても新型の保冷車への切り替えも進めております。また、クール宅急便の空輸幹線輸送で使用している航空コンテナ専用の断熱材と蓄冷剤の開発も進めています。

    ドライアイス使用量ゼロの運用構築

    実績を見る

その他ヤマトグループの削減施策詳細はこちら

概要3 
宅配便3商品の
カーボンオフセット実施

カーボンクレジットについては、エネルギーを大量に使用する当社の事業と関連性が高い再生可能エネルギーに関するプロジェクトを選定しました。全てのカーボンクレジット、及び該当するクレジットを生成したすべてのカーボンクレジットプロジェクトは、VCS(Voluntary Carbon Standard)によって検証されており、VER(Verified Emission Reduction、第三者認証排出削減量)のスキームに該当しています。

プロジェクト例
(2022年度の調達実績より)

太陽光発電(インド)
持続可能な発展のために
太陽光を活用

『Adani Green Energy solar』

インドのチャッティースガル州、カルナータカ州、マハーラーシュトラ州、ラジャスタン州、ウッタル・ブラデーシュ州にまたがる10カ所の系統連系した太陽光発電所で構成。​化石燃料を多用するインドの電力網に再生可能エネルギーを供給することで、CO2排出を回避する。

注:写真はイメージです

  • Affordable and Clean Energy
  • Climate Action

風力発電(インド)
風力エネルギーを
活用した発電

『Mytrah Group bundled wind』

インドの複数の州にある7つの風力発電所からの風力を利用して再生可能エネルギーを発電するもので、化石燃料による火力発電が大半を占めるインドの電送網の管轄下にある地域送電システムに送電しています。

  • Affordable and Clean Energy
  • Decent Work and Economic Growth
  • Climate Action

風力発電(インド)
インドの低炭素経済への
移行を推進

『Andhra Lake Phase Ⅱ Wind』

マハーラーシュトラ州プネー群に位置する本プロジェクトは、11.36MWの風力発電所を三段階に分けて建設する計画。63基のエネルコン風力タービン発電機を設置し、インドの系統に送電します。インドのエネルギーの大半は化石燃料での発電であるため、有害な温室効果ガスの排出を削減することにつながります。

  • Good Health and Well-Being
  • Affordable and Clean Energy
  • Decent Work and Economic Growth
  • Climate Action

水力発電(ウガンダ)
水力をクリーンエネルギーに
使用

『Bugoye Hydropower』

ウガンダ西部のカセセ地区、ルウェンゾリ山脈の麓に位置するプロジェクト。地域社会に安価な再生可能エネルギーを提供することを目的にし、容量13MWの水力発電所を建設します。さらに、共有される電力はメインメーターで計測され、送電会社により検証されるため透明性と信頼性が確保されます。

  • Quality Education
  • Affordable and Clean Energy
  • Decent Work and Economic Growth
  • Industry, Innovation and Infrastructure
  • Climate Action

埋立地ガス削減(中国)
メタンを回収し
クリーンエネルギーへ転換

『Sanya landfill gas recovery』

中国・海南省にて埋立地から排出されるメタンを捕捉し、廃棄物から213万kWの発電機で電力源に変えるものです。
中国が直面する環境問題(エネルギー需要の増加、温室効果ガス排出量の増加、廃棄物の増大など)に取り組むための、小さいながらも重要な一歩です。

  • Affordable and Clean Energy
  • Decent Work and Economic Growth
  • Climate Action

2022年度カーボンクレジットの
プロジェクト一覧

【インドの太陽光発電に関するプロジェクト】

  • ・Bundled Solar by ACME(612,206 tCO2e)
  • ・Solar Power by Adani Green Energy(500,000 tCO2e)
  • ・Ghani Solar Renewable Power by Greenko Group (61,451 tCO2e)
  • ・Solar Power by Mytrah Energy (350,000 tCO2e)
  • ・Renewable Solar Power by ReNew Solar Power(500,000 tCO2e)
  • ・Bundled Solar by SolarArise(41,769 tCO2e)
  • ・Solar by Giriraj Renewables(13,064 tCO2e)

【インドの風力発電に関するプロジェクト】

  • ・Bundled Wind Power by Mytrah Group(145 tCO2e)
  • ・Renewable Wind Power by Axis Wind Farms(129,405 tCO2e)
  • ・Andhra Lake Phase II (26,408 tCO2e)

【ウガンダの水力発電に関するプロジェクト】

  • ・Bugoye Hydropower(96,000 tCO2e)

【トルコの水力発電に関するプロジェクト】

  • ・Murat HEPP(10,000 tCO2e)

【中国の埋立地ガスに関するプロジェクト】

  • ・Hunan Xiangtan Landfill Gas Power (24,000 tCO2e)
  • ・Sanya Landfill Gas Power(100,000 tCO2e)

2023年度カーボンクレジットの
プロジェクト一覧

【インドの太陽光発電に関するプロジェクト】

  • ・Bundled Solar Photovoltaic Project by ACME(223 tCO2e)
  • ・Solar Energy Project(s) by SB Energy Private Limited(81,117 tCO2e)
  • ・Grid Connected Solar Energy Project(23,000 tCO2e)
  • ・Renewable Solar Power Project by Mahindra Renewables Private Limited(23,196 tCO2e)

【インドの風力発電に関するプロジェクト】

  • ・Bundled Wind Power Project by Giriraj Enterprises(608 tCO2e)

【インドの水力発電に関するプロジェクト】

  • ・Hydroelectric Project in Kinnaur District in Himachal Pradesh(293,310 tCO2e)

【トルコの水力発電に関するプロジェクト】

  • ・OTLUCA HPPs run-of-river hydro project(200,000 tCO2e)

【中国の風力発電に関するプロジェクト】

  • ・Gansu Yumen Sanshilijingzi Wind Power Project(17,809 tCO2e)
  • ・Hebei Kangbao Sanxiatian Wind Farm Project(127,530 tCO2e)
  • ・Gansu Guazhou Xiangyang Phase II Wind Power Project(111,081 tCO2e)
  • ・Guyuan Wuhuaping 49.5 MW Wind Power Project(3,351 tCO2e)
  • ・Hebei Chongli County Qingsanying Second Phase 49.3MW Wind Power Project(7,061 tCO2e)
  • ・Beijing Guanting Wind Power Project Phase II and Phase II addition(92,138 tCO2e)
  • ・Gansu Guazhou Beidaqiao Wind Power Project(32,518 tCO2e)
  • ・Hebei Chengde Weichang Yudaokou Pasture 150MW Wind Farm Project(2,116 tCO2e)
  • ・Hebei Guyuan County Dongxinying 199.5 MW Wind Power Project(50,023 tCO2e)
  • ・Inner Mongolia Yihewusu Phase II 49.5 MW Wind Power Project(109,799 tCO2e)
  • ・Guohua Wulate Zhongqi Chuanjing Phase II Wind Farm Project(130,081 tCO2e)
  • ・Guohua Rongcheng Phase II Wind Farm Project(24,847 tCO2e)
  • ・Guohua Tongliao Kezuo Zhongqi Phase I 49.5 MW Wind Farm Project(2,030 tCO2e)
  • ・CECEP Gansu Yumen Changma Daba South Wind Farm Project(84,063 tCO2e)

【中国の水力発電に関するプロジェクト】

  • ・Madushan Hydropower Project on Honghe River in Yunnan Province, China(900,000 tCO2e)

【中国のバイオマス発電に関するプロジェクト】

  • ・Guangxi Longan Biomass Power Project(2,800 tCO2e)

【中国のメタン発電に関するプロジェクト】

  • ・Guizhou Panjiang Low Concentration Coal Mine Methane Power Generation Project Phase 3(11,000 tCO2e)

宅急便ロゴ
(カーボンニュートラル配送デザイン)
について

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持続可能な社会の実現に向けて、具体的に動きだしていくヤマト運輸の決意をシンボリックに表現するために作成しました。

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