平成18年5月19日
ヤマト運輸(株)

「水産物加工品の適正表示について(厳重注意)」に対する農林水産省への報告について


 ヤマトグループのヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 小倉 康嗣)は、北東京主管支店の物流倉庫において、荷主からの依頼により「冷凍いくら醤油漬」の食品表示ラベルの貼り替えを実施したこと、ならびにラベルを貼り替えた商品を宅配していたことなどについて、4月18日、農林水産省から厳重注意を受けました。
  昨日、指導いただいた点について、下記の通り農林水産省に対応内容をご報告しましたのでお知らせいたします。


1. 指導の内容と具体的措置
  (1) 不適切な食品表示ラベルの貼り替え等の行為の有無について直ちに点検を行うこと。
    <具体的措置>
    3月9日から、荷主様より食品をお預かりし流通加工している当社の全物流システム支店に対し、一斉点検を実施。その結果、当該事業所以外に食品表示ラベルの規格・表示に関する運営上の問題点はありませんでした。
       
  (2) 法令遵守のチェック体制を確認し、再発防止対策を実施すること。
    <具体的措置>
    [1]

不適切業務の有無について、社内一斉点検を実施しました(上記のとおり)。

    [2] 倉庫業及び品質表示制度に関する説明会を開催しました(5月18日)。
    [3] コンプライアンス体制の見直しと徹底を図ります。
    [4] 責任の所在を明確にします。
       
  (3) 全役員および従業員に対して、品質表示制度についての啓発を行い、その遵守を徹底すること。
    <具体的措置>
    [1] 食品を取扱う全事業所責任者に対し、厚生労働省・農林水産省・公正取引委員会が作成した「知っておきたい食品の表示」マニュアルを配布し、食品表示制度の啓発を行いました(5月11日)。
    [2] 全役員が集合する会議において、食品品質表示制度の意義、重要性について説明を行い、食の安全に対する啓発を行いました(5月12日)。
    [3] 倉庫業法及び品質表示制度に関する説明会を開催しました(5月18日)。
    [4] 全役員、全主管支店長が出席する「コンプライアンス研修」において、真のコンプライアンス経営の実現に向けて、役員、事業所責任者から意識改革を進めます(5月30日予定)。
    [5] 社員に対して、イントラネットや社内広報誌へ掲載、社内セミナーでの研修必須事項として「食の安全」に対する啓発を図るとともに、さらにコンプライアンスの徹底を図ります(随時)。

以上


閉じる